本演習では、人間科学・情報システムの分野のうち、 インタラクティブシステムの構成を理解し、構築するための基礎的事項を学習する。 対話型プログラミング環境の一つとして Squeak を使用し、 毎回、各個人のノートパソコンを用いて実習を行なう。Squeak では、通常のウィンドウプログラミングも行なえるが、 Morphic と呼ばれるスクリプトシステムが用意されている。 画面上に作成したMorph自身や、 他のMorphへスクリプトを記述して命令を発することにより、 さまざまな絵を自在に操ることができる。 その結果、知らず知らずのうちに、プログラミングを行なっており、 ウィンドウシステムのイベント駆動や、 オブジェクト指向の オブジェクトとメッセージの概念を意識せずに利用していることになる。